佐倉南高校生物室にて6月19日撮影
![[画像]触手を伸ばすヒドラ](hydra01.jpg)
今年赴任されたM先生が水棲微小動物を色々飼い始めました。ガラス水槽に加熱消毒した田圃の土を入れて、初めはミジンコを飼っていました。今はミジンコはいません。後から入れたオオカナダモがトグロを巻いて成長しています。パンドリナが現れたこともありますが、今はウジのような昆虫の幼虫が這っているのが目立ちます。それと同じくらい目立っていた赤虫は、何匹かが羽化してユスリカになりましたが、だいぶ減ったようです。
ミジンコが消えたのも赤虫が減ったのも、写真のこいつのせいです。1個体だけ入れておいたヒドラが繁殖して、食べてしまったようなのです。
ヒドラは教科書の「無性生殖」の例によく取り上げられています。体の脇に突起が生じ、突起が育って子ができるという、「出芽」によって増える動物です(出芽中の写真はこちら)。上の写真はそのヒドラが6本の触手を伸ばしているところ。白い線が伸びているのが触手。こんなに長いんです。(9月8日動画を追加しました。サイズに注意 avi形式 280KB)
ヒドラはこの腕にある刺胞でエサをしびれさせて捕らえます(イソギンチャクやクラゲと同じ腔腸動物です)。腕の中心にある口にエサを運んで飲み込みます。赤虫を飲み込んでいるのを見たときは驚きました。
別の水槽(こちらは生の田圃の土にトリクソン(鶏糞)を加えて使用)にもヒドラがいるのですが、こちらの水槽の同居人であるカイミジンコを捕らえても、飲み込む前に放してしまいます。ところが今日、M先生がカイミジンコを割り箸でつぶして与えたら飲み込みました。いつもはカイミジンコが抵抗しているようです。
2つの水槽にはこの他にもワムシが大量に現れて消えたこともあり、今後も目が離せません。田圃の土や川の水には色々な生物が潜んでいるのですね。
ネット上を検索したら、ヒドラの観察日記があったのでリンクを貼っておきます。 こーちょー動物ヒドラ君観察日記